室根山に行ってきた [旅]
土日切符を堪能して帰った翌23日は新嘗祭で祝日。
3連休、自宅にこもりっぱなしじゃ妻がかわいそう。
ってことでドライブ＆ランチへ。
子供がいた頃はこうして誘っても、「行かない、」ってことが多かったけど、
最近はよく一緒に出かけてくれます。
いつも鳴子から最上へのコースばかりなので今回は趣向を変えて岩手へ。
高速を一関で降りて、気仙沼へ向かいます。
一関からランチ出来そうなところを探しながら進みますが、ピンと来る店がありません。
千厩、いい感じで鄙びてますが閉まった店ばかり。
お店は見つけられませんでしたが、こんなもの発見。
夫婦岩だって。裏へ回ると、
東洋一の奇岩の看板も伊達じゃないかも。
ただね、この上の祠に参ったんだけど、ちょっと雑然としてるのね。
ご神体と思しき木の道祖神の古いのが祠の前に朽ちて投げ捨てられてたり、
祠の裏に放置されてたり。
もし、そういう風習なのならその旨看板でもあったほうがいい。
なにか神様を粗末にしてる感じで気になりました。
ちゃんとすれば、この岩だけで人が呼べると思うんだけど・・・
千厩をあとにし、さらに東へ進みます。
川前の柵跡から北上（日高見）川を望む。
かつてアテルイや母礼たちが朝廷と戦った地。
曲折した川と崖が天然の砦であることが分かります。
でも、ここでも観光的、史跡的なものは何もなし。
アテルイのアの字もない。
ついでに言えば飯を食うところもない。
あるにはあるんですよ。道の駅かわさき。
でも、値付けが高すぎ、メニューに魅力なし。外観の写真すら撮り忘れるくらい。
産直の野菜だけは良かったですが、これは農村だったらどこも同じでしょ。
回りも飲食店あるけど、一関からここまで、ラーメン屋ばかりが目立ちます。
妻もあきれ気味に、「岩手って（文化的に）どうなんだろ」
むかし、同じ一関の厳美渓に行った時、玉コンが2玉しか刺さってないのを
思い出しました。あの時も寂しい気持ちになったっけ。
結局何も買わないのは悪いので、
プリンを。右のは仙台でも売ってる有名なものだそう。
奥のチーズプリンが濃厚で美味しかったですね。
目的地も定めずにここまで来ましたが、さらに東進すると室根山の看板があちこちに。
前にこの道を通った時もその綺麗な山容が気になっていました。
じゃ、室根山に登ろう、ってことで目的地決定。
国道をちょっとそれたところに鳥居が。
こういう山自体をご神体とする神社には里宮があるのですが見当たりません。
登っていくと、お寺が。遥拝所の看板があります。ここが里宮だったのかな？
整備された舗装道ですいすい登っていきます。
途中、妻が「あれ見て！！！」
んんん？
「あー、鹿だーーー！！！」と妻。
鹿じゃないよ、カモシカだ！
まだ子供ですね、ちっちゃくてかわいい！！！
何度かこちらを振り返りながら山の中に帰っていきました。
お尻がぷりぷりで美味しそうだったなぁ。
さらに登っていくと、日陰には雪が。前日も妙高で雪を見て、
まさか二日続けて雪が見られるとは思いませんでした。
視界が開けるとはるか気仙沼に大島が！！！
絶景です。山の中を延々と走ってきて海を見ると感動しますね。
高橋克彦の小説の舞台。
リアルで見るとアテルイたちが気仙、江刺の蝦夷たちと
縦横に暴れまわったのが実感できます。
山頂の手前に室根神社が鎮座してました。
奈良時代、蝦夷征伐の成功を祈願して熊野の大神を勧請した、とあります。
ただ、こういう美しい山容を持ち、遠くからも目立つ山は、
神社信仰以前から敬われていた（死霊が昇る山として）はずで、
蝦夷視点の信仰が残っていそうです。
山頂の天文台は冬季休業中でしたが展望台には登れます。
ここからも気仙沼の海が見渡せます。
西に目をやれば北上山地のなだらかな山の谷筋に人々の営みが遠望されます。
低くても独立峰なので天候がめまぐるしく変わります。
こういう時雨模様の時は虹が綺麗に見えます。
山頂まで駐車場から10分の登山(笑)
室根山、360度の景色が楽しめるいい山です。
今度娘たちを連れてまた行こうと思います。
さて、もうお腹がぺこぺこ。
途中看板があった中腹の牧場のレストランに向かいました。
や、やってない？
電気は付いてるし車も止まってる。
入り口の扉が半分開いてるので妻が覗きに行きました。
「人はいるけどやってる様子はない」
中の人がこちらに気付いてもなんのリアクションもなかったそう。
岩手大丈夫か？！
せっかくこんな素晴らしい観光資源があるのに！
わざわざ遠回りしたのに。
せめて、分かれ道、看板出したところに営業時期なり時間なりを
書いておいてくれればいいのに。電話番号でもいいわ。
いかにも営業してるって幟や看板で誘導しておいてこれはないでしょ。
お腹も空いてるから余計がっかり。
まあ、最初から道々の雰囲気で「やってないかもね」なんて話してて
怒るほどじゃなかったの。ただただ呆れるだけ(笑)
結局来た道を帰ることに。
途中気になっていた「白あんぱん」。
これを買って食べてもいいね、って
室根の町の中に元祖の看板。玄関も綺麗に打ち水されてます。
白あんぱんだからパンのようなものを想像していたら全然違ってます。
和菓子ですね。
お店の若主人でしょうか？丁寧に対応してくださり、すさんだ気持ちが少し和みました。
ばら売りがあると言うので4つと駄菓子を購入。
もう昼食は諦めました。
農協の産直に寄り、（ここもあまり魅力的な商品がない）乾燥キノコと
おこわを購入。
もう夕方近いから一つを二人で分けて夕食まで小腹を満たすことにしましたよ。
舞茸おこわ。美味しかったですよ。210円で二人分のランチできました(笑)
どうもこのルート、午前中に通過し、室根山を楽しみ、気仙沼に抜けてから
ランチにした方が良さそうです。
室根はとても気に入りましたので、次回リベンジだ！！！
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白あんぱん
白餡ベースになんか油脂が入った餡。
外の皮は粉砂糖まぶしてあり、とても甘く昔ながらの菓子の味。
美味しいですよ。
奥様とデートの日だったのですね！
カモシカ、へぇこんなんだったかなぁという感じがします♪
by ぱんの日 (2009-12-03 11:02)
かもしか・・・可愛い（＾－＾）
いいなぁ～～～かもしかに会えて♪
連れて帰りたいです。
岩は、最初、きのこ型かと思いましたよぉ。
そっかぁ・・・岩手は、やる気ないのかぁ・・・・・。
家に帰ってからの、お食事が気になりますわ♪
by Rchoose19 (2009-12-03 13:09)
かもしか、いるんですね～。ちゃんとカメラ目線なのがカワイイ。
景色は楽しめるのに、お昼ごはんがどこもなかったなんて、
食べ盛りの子どもが一緒だとと困っちゃうところですね。
大人二人なら、まぁ仕方ないな、ですみますけどね～。
by あやっぴぃ (2009-12-03 14:43)
こもりっぱなしでかわいそう、と、お出かけに連れてってくださる壽丸さん
優しいですね(*^o^*) 自然がたっぷりのデート、楽しそうですっ
カモシカかわいい。。 おいしそうって、、、えっ！？(`口`；；；；
白あんぱん、どんな味なんだろうー！おいしそう！
そして、おこわも手作りっぽい感じで美味しそうですねー！
by wakame (2009-12-03 16:49)
「夫婦岩」・・・・・・確かにｗ
岩手って商売気が無いのでしょうかね？
by へろーめ (2009-12-03 19:27)
あららちょっと残念なことが多かったですね。
岩手というと盛岡と花巻空港が思い浮かびます。
あの辺はじゃじゃ麺や盛岡冷麺がとても美味しかったのを覚えています。
岩手も広いから色々なんでしょうかね＾＾
で、かもしか、仕留めておいていただけましたでしょうか？
キノコは用意しておきま～す(笑)
by luckystream (2009-12-03 22:47)
ぱんの日さん、
カモシカ、こっちだとたまに見られます。
僕の仕事場の郊外の団地や、娘の学校の校庭に現れたことも。
Rchoose19さん、
うん、子供だけあってかわいい顔してるし、好奇心強いみたいで
何度もこっちを見てましたよ。
前に高速道路に飛び出してこられたときはビビリましたが。
帰宅後の食事は前記事にある豪華牡蠣に赤メバルのお造りに鍋よ♪
あやっぴぃさん、
ねっ、カメラ目線でしょ。車の窓を開けて撮ったんだけど
向こうもこいつら何者？って興味あったんでしょうね。
もう僕らも年だからつまらないものを食べるよりは我慢しちゃうんです。
wakameさん、
いや、妻曰く「かわいそうだから付き合ってあげてる」んですって。
自然たっぷりかぁ。
昨日、映画とかデパートとかには一切付き合ってくれないね、
って強烈にイヤミ言われました(笑)
へろーめさん、
夫婦岩に反応してくれてありがとうございますｗ
岩手、変わってます。温泉も随分行きましたが、なんか違和感が・・・
同じお隣の山形がフレンドリー（商売上手ともいう）なのもあるかと思いますが。
luckystreamさん、
花巻温泉はいいですねぇ。
なにせ、全部が国際興業の経営ですから、従業員がしっかりしてます。
あそこの佳松苑は落ち着くいい宿ですよ～
ただ、思い返してみると、岩手は繋温泉のいくつかの宿を除いて、
ガッカリしたことの方が多かったなぁ。
（個人バブル崩壊前はあちこち温泉三昧だったの）
盛岡の方は南部藩、今回の一関あたりは旧伊達藩。
明治時代は最初水沢県でその後宮城と岩手に別れてますから、
文化的には宮城だと思うのですが、全然雰囲気が違うんです。
ま、宮城も地元企業はタカビーでそうとう商売下手ですから、
もしかすると宮城の悪いところがそのまま残ってるのかもしれません。
by kotobukimaru (2009-12-04 09:46)
xml_xslさん、ムネタロウさん、ほりけんさん、
chokusinさん、JBOYさん、今造ROWINGTEAMさん、
ナイス、ありがとうございます！
by kotobukimaru (2009-12-04 09:50)
かもしかのきょとんとした表情が可愛い♪
けど、「美味しそう」て！！
luckyさんも「仕留めておいたか」て！（笑）
by しーちゃん (2009-12-04 16:23)
以前トリビアで「カモシカの脚は太い」ってのやってましたね。
たしかに、↑の写真見ると逞しい…＾＾;
でも、顔がキョトンとしてかわいいですね。
以前、三回ほど長崎の対馬（なにやら最近はゴタゴタしてますが…）
に巨ギスを求めて釣りに行ったことがあります。
入江で釣りをしていると、目の前の崖から野生のシカが降りてきて、
海をスイスイ泳いでました。何頭も見ました。
繁殖期で相手を探しているらしいのですが、おもしろかったです。＾＾
by abukamo (2009-12-04 17:30)
確かに、千厩から気仙沼までの街道筋には
飛び込みたくなるような飲食店が見当たりませんね。
いっそのこと気仙沼まで行って、マグロでも食べたくなります。
一関や登米、気仙沼にも近いのにこだわった店をやるには
不向きなエリアなのでしょうか・・・。
今晩よろしくお願いします。新しく参加される方が３名も
おられます。楽しみです。
by サエモン (2009-12-05 08:40)
しーちゃん、
ぎゃはは、仕留めたかったなぁ～
カモシカって鹿より牛に近い仲間のはず。
柔らかそうなお尻をステーキにして・・・
abukamoさん、
「へぇ」*10！確かに鹿のスレンダーな脚じゃないですね。
子供ってどんな動物も顔があどけなくて可愛いですよね。
対馬にも鹿がいるんですか？鹿って泳ぐようですね。
こちらも名前の通り牡鹿半島の先に金華山という鹿が
神様の使いの島があります。
途中「ししわたし＝鹿渡」なんて瀬があってヒラメや
巨大アイナメのポイントです♪
最近は鹿が増えすぎ、牡鹿半島の道を通る際、鹿との衝突事故が
数多く問題になってます。
サエモンさん、
昨日は大変お世話になりました。
楽しいひと時でした。翌日仕事のため、大人飲みになってしまいましたが、
次は鯨飲予定ですのでよろしく(笑)
そうなんですよね～
あのルート、それなりに交通量もあるのに何故なのかしらね。
by kotobukimaru (2009-12-06 09:49)