月山柴燈祭に参列 [神仏]
8月の話になりますが、今年も13日、14日、月山神社柴灯祭、
ならびに本宮祭に参列してきました。
昨年は羽が生えて、3分で登ってしまったので、月山には2年ぶりに登ることになります。
(今記事の画像はすべてクリックで800*600サイズになります。)
8合目弥陀ヶ原小屋=月山中の宮がスタートです。
天気最高!おまけに暑くないのが絶好の条件です。
フウロソウ。可憐な紫の花。最も好きな高山植物のひとつです。
野生のイチゴ。
国立公園内なので採って食べてはいけません。
もっとも食べても酸っぱいだけ(なぜ知ってる?)ですが。
9合目仏生池小屋。毎年、おいしいコーヒーをご馳走になって元気が出ます。
9合目を過ぎ、行者返しの急坂を越えたら山頂はすぐ。
土曜日だけあって、登拝者がいっぱい。
山頂に荷を下ろし、昼食をご馳走になります。
お祭りにはまだ間がありますので、腹ごなしに散歩。
無限遠の焦点距離で景色を見ることって、普段滅多にありません。
景色の先まで何キロあるでしょうか。
目が気持いい!
近くに焦点を合わせればいたるところに綺麗な花。
鍛冶小屋付近のフウロソウ。色が濃い。
ガスが晴れたと思うと強風にのってあっという間に白い景色に変わります。
人のいない本堂寺口方面にちょっと足を延ばしてみました。
死者が上る山にふさわしい光景が広がります。
月山柴燈は1年間(と言っても開山期間の2ヶ月ちょっと)の供養の
塔婆を護摩木として焚き上げます。
日が傾き、そろそろ祭りが始まります。
辺りがすっかり暗くなった頃、法螺貝、太鼓を先導に祭員が参入します。
その後について行きます。
松明で九字を切り点火。
折からの強風で護摩木は一気に燃え上がります。
僕が今まで聞いた祝詞で最も変わっていて、かつ感動する文言の祝詞が
祭主O禰宜様の朗々とした声で読み上げられます。
今年は、その中に、今回の震災で犠牲になった御霊を慰める祈りも込められました。
有り難さに涙が出ます。
月山に登った祖霊や数々の御霊が火の粉になってそれぞれの家に帰っていきます。
この火はお盆の迎え火でもあるんです。
今年は旧暦でもちょうど13日になり、ガスの間から神々しい月が顔を出しました。
この火の粉=御霊はどこへ帰るのでしょうか?
柴灯祭のあとは本宮に移動し、ホイホイ酒の神事。
標高1984mの山頂に祖霊を呼ぶ「ほーぃほーぃ」と言う声が吸いこまれます。
直会の途中、火の番に。
まだ火が残っています。
誰もいない禅定でこの残り火を見るの、好きです。
ただ、風も強く、結構怖いので長くはいられません。
翌朝、ご来光を待ちますが、生憎ガス。
でも、しばらくするとガスの切れ目が明るくなり、ご来光が。
思わず柏手を打ちます。
ところで、この気象条件、ブロッケンに最適です。
3年前、やはり一緒にブロッケンを見た方も同じく予期していたようです。
二人でガスに向かって手を振る。周りの人は「???」と怪訝な顔で通り過ぎます(笑)
そして予想通りついに!
3年前に比べてちょっと薄いですが、光背も綺麗に出ています。
3年の間に2度もブロッケン現象を見ることが出来て、なんて幸運なんでしょう。
振りかえって東を見やれば、新庄方面は銀色に輝く雲海。
本宮祭も厳かに斎行され、いつもいつもお世話になっている奉行のO禰宜さまに
別れの挨拶をし、名残惜しくも下山しました。
ならびに本宮祭に参列してきました。
昨年は羽が生えて、3分で登ってしまったので、月山には2年ぶりに登ることになります。
(今記事の画像はすべてクリックで800*600サイズになります。)
8合目弥陀ヶ原小屋=月山中の宮がスタートです。
天気最高!おまけに暑くないのが絶好の条件です。
フウロソウ。可憐な紫の花。最も好きな高山植物のひとつです。
野生のイチゴ。
国立公園内なので採って食べてはいけません。
もっとも食べても酸っぱいだけ(なぜ知ってる?)ですが。
9合目仏生池小屋。毎年、おいしいコーヒーをご馳走になって元気が出ます。
9合目を過ぎ、行者返しの急坂を越えたら山頂はすぐ。
土曜日だけあって、登拝者がいっぱい。
山頂に荷を下ろし、昼食をご馳走になります。
お祭りにはまだ間がありますので、腹ごなしに散歩。
無限遠の焦点距離で景色を見ることって、普段滅多にありません。
景色の先まで何キロあるでしょうか。
目が気持いい!
近くに焦点を合わせればいたるところに綺麗な花。
鍛冶小屋付近のフウロソウ。色が濃い。
ガスが晴れたと思うと強風にのってあっという間に白い景色に変わります。
人のいない本堂寺口方面にちょっと足を延ばしてみました。
死者が上る山にふさわしい光景が広がります。
月山柴燈は1年間(と言っても開山期間の2ヶ月ちょっと)の供養の
塔婆を護摩木として焚き上げます。
日が傾き、そろそろ祭りが始まります。
辺りがすっかり暗くなった頃、法螺貝、太鼓を先導に祭員が参入します。
その後について行きます。
松明で九字を切り点火。
折からの強風で護摩木は一気に燃え上がります。
僕が今まで聞いた祝詞で最も変わっていて、かつ感動する文言の祝詞が
祭主O禰宜様の朗々とした声で読み上げられます。
今年は、その中に、今回の震災で犠牲になった御霊を慰める祈りも込められました。
有り難さに涙が出ます。
月山に登った祖霊や数々の御霊が火の粉になってそれぞれの家に帰っていきます。
この火はお盆の迎え火でもあるんです。
今年は旧暦でもちょうど13日になり、ガスの間から神々しい月が顔を出しました。
この火の粉=御霊はどこへ帰るのでしょうか?
柴灯祭のあとは本宮に移動し、ホイホイ酒の神事。
標高1984mの山頂に祖霊を呼ぶ「ほーぃほーぃ」と言う声が吸いこまれます。
直会の途中、火の番に。
まだ火が残っています。
誰もいない禅定でこの残り火を見るの、好きです。
ただ、風も強く、結構怖いので長くはいられません。
翌朝、ご来光を待ちますが、生憎ガス。
でも、しばらくするとガスの切れ目が明るくなり、ご来光が。
思わず柏手を打ちます。
ところで、この気象条件、ブロッケンに最適です。
3年前、やはり一緒にブロッケンを見た方も同じく予期していたようです。
二人でガスに向かって手を振る。周りの人は「???」と怪訝な顔で通り過ぎます(笑)
そして予想通りついに!
3年前に比べてちょっと薄いですが、光背も綺麗に出ています。
3年の間に2度もブロッケン現象を見ることが出来て、なんて幸運なんでしょう。
振りかえって東を見やれば、新庄方面は銀色に輝く雲海。
本宮祭も厳かに斎行され、いつもいつもお世話になっている奉行のO禰宜さまに
別れの挨拶をし、名残惜しくも下山しました。
出羽三山信仰、とても魅力的ですね。
by 水郷楽人 (2011-10-22 14:36)
ブロッケンって言うのですね。
一度見てみたいです。
by Huck_Finn (2011-10-22 22:19)
こういう夏の過ごし方もあるのですね。
花の色が鮮やかで短い夏を懸命に生きてる感じがしますね。野イチゴは、つい手を出してしまうような可憐さですね!
ブロッケン現象は不思議ですね~(^0^)/
by Rchoose19 (2011-10-22 23:59)
ああ、山には神様がおられるんだなぁ・・そう思いました。
ブロッケン、昔の人は巨人だと思ったそうですね!
神々しいです。
by bluebird (2011-10-23 15:13)
ブロッケン現象、、、幻想的ですね。
迎え火、、実家は7月ですが、母が不思議な節回しで歌っています。
呼ぶときは丁寧に歌いますが、歌うときは「はいはい、かえって」みたいな
感じで父方の祖先を返しています。(^_^.)
by うつぼ (2011-10-23 19:06)
山の景色、堪能しました(^ー^)
自分で上れるレベルの小さいところでいいから登りたいです。
沖縄ってそう言うところが無くて。
by あやっぴぃ (2011-10-24 10:37)
やはり、普段の行いがいいのでしょねぇ・・・
by へろーめ (2011-10-25 21:07)
今年(2012)初めて参加しました。 あいにくの雨とガスで何も見えなかったんです。 こちらを拝見してこんなに美しい所なのかと思いました。
by フリーヒ (2012-08-16 19:35)
フリーヒさん、
初めまして。
今年、初めて参列なさったんですね。
どうでしたか?
素晴らしいお祭りですよね。
心配されていた雨も、お祭りが始まったら見事に止み、
柴燈の燃え方も綺麗でしたね。
また、来年も行きましょう!
by kotobukimaru (2012-08-17 13:04)