肘折温泉 大友屋旅館に今年も行ってきた 帰路編 [旅]
朝湯に浸かってから名物朝市に出かけました。
とにかく野菜が安いっ!
キュウリ、ピーマン、ササゲ、きくらげ、そして試食してとても美味しかった
ペソラ漬けを買いました。
それでも、千円ちょっと。嬉しい♪
上の湯、貸切とまたまたお風呂に入って、朝食。
野菜たっぷりで嬉しいです。
ワラビの炒め物、美味しかった~
そして、温泉卵ととろろ、これも本当に美味しい。
ご飯もお汁もお代わり(笑)
その後、ごろごろしたり、お風呂に入ったり、チェックアウトの11時までのんびり。
いったい何回お風呂に入ったか、数えられません♪
それでも、まだ入ろうとカルデラ館まで行きましたが・・・
さすがに、もうお風呂はいいか、ということで次の機会に。
カルデラ館という名前が示すように、肘折温泉は活火山の肘折火山のカルデラの底にあります。
「今噴火したら、どうしようね」と僕。
「みんなで焼け死ぬしかないんじゃない」と妻。
まだ11時過ぎですが、早い昼食を有名な寿屋で。
入った時は3組くらいでしたが、その後あっという間に満席に。
妻はもり蕎麦。
なんともそっけない盛り、これにネギとつけ汁だけ。
僕は冷たい鶏蕎麦。
歯応えたっぷりの麺は普通に美味しい。
挽きぐるみの殻が結構口の中にあたります。
名残惜しいものの、今度は冬に来ようね、と肘折を後にします。
外輪山の山頂は一面蕎麦畑。
白い絨毯が綺麗。
新庄駅に寄り、ゆめりあでお土産を買いました。
新庄祭り、一度は見てみたいです。
新庄からはいつもの道、
昨日は工事中で撮れなかった定点。
新定点。
山刀伐峠を越え、尾花沢でスイカを買いました。
もう、終わりらしく、特大1000円を買ったら、中くらいの
「小さいのサービスするから」
と二つ持ち帰り(笑)
「試食もして行きな」
と案内されたテラス風の場所からは、何とも言えない素晴らしい景色が。
北からの風が冷たいくらいで、もう秋の気配。
試食のスイカも美味しかったけど、もう季節が終わった感があって、少し寂しい。
夕方、無事仙台に戻り、妻と二人して、
「あーーー、またすぐ温泉行きたい!」
妻がこんなに温泉好きになって嬉しいです。
今回の一番のお土産。
佐藤真衣さんの灯篭から切り取った手拭いとワンカップ。
超プレミア価格ですが、ファンとしては買わない訳にはいきませんでした♪
JR東日本 週末パスで鈍行旅 南東北一周 その3 [旅]
写真ばかり多いですが、よろしければ最後までお付き合いください。
羽越線、三瀬からは内陸に入り、景色は庄内平野の黄金色の絨毯になります。
遠くの山々は摩耶山?金峰山?
残念ながら、この日、雲が多く、月山や鳥海は見ることができませんでした。
アンテナが沢山あるので目立つ高館山。
この山を見ると、あー、鶴岡だなぁ、と思います。
海岸線はトンネルのが多いので閉められていた運転席のカーテンも開けられました。
二つのレバーで運転。古典的なコクピット、いいわぁ。
酒どころ、大山駅。
鶴岡。電車で来るのは初めてかも。
湯殿の峰から流れ来る赤川。
暮れ色に黄金色が映える。
藤島駅。
駅の反対側は駅前商店街、ではなくトマトのハウス。
1538余目着
少しだけ時間があるので外に出てみます。
やはり駅前は閑散としています。
駅のすぐそばによさげな産直があったのですが、なにせ手ぶらで来ています。
まさか、4合瓶2本の他に野菜をぶら下げて帰るわけにもいかないので自粛。
ここから陸羽西線で新庄に向かいます。
陸羽東線、西線で使われてるディーゼル車。
1日11「も」ありますから、米坂線よりは頻繁。
でも、線路には雑草が・・・
1605 余目発新庄行
ワンマン運行。
2列と1列の対面シートにベンチシート併設。
狩川駅。
小学生の頃、初めて羽黒に行き、そして月山に登った時もこの駅まで汽車。
この駅はかつて出羽三山参りの玄関口でした。
そして車で来るようになったら、必ず寄る、「白糸の滝ドライブイン」
山形の人って、本当にドライブインが好きです。
休日にドライブインまでドライブに行く、って感じなんです。
この陸羽西線、SLが最後まで走っていて、高校生ぐらいの時か、この白糸の滝から
力強く走るSLを見送ったものです。
汽車は最上川に沿って走ります。
最上川川下りの船としばし並走。
1653 新庄着
新庄では1時間時間があります。
せっかくだから外で何か食べるつもり。
山形新幹線の終着駅だけあって、掲示板もにぎやか。
でも、自動改札じゃないんですよね(笑)
切符を見せて改札を出ます。
すぐに目に飛び込んでくるのが、お隣、舟形町で発掘された縄文のビーナス(のレプリカ)
綺麗です。
新庄祭りの山車。
新庄祭り、一度は見に行きたいと思っています。
観光案内所でなにか食べるところは、と伺ったら教えてもらったきゅうこう食堂さん。
駅の傍だからかな?「急行」なんですね。
頼んだのは新庄名物の鶏モツラーメン。
あはは、潔いですね。ラーメンに鶏モツが沈んでるだけです。
味は甘めのスープが独特でそこそこ美味しかったです。
でも、鶏モツはもういいかな。次回は普通のラーメンを食べたいです。
汽車の中でずっと飲みっぱなしだったせいか、お腹が膨れてしまいました。
それでも完食して店を出たら、日が暮れてきました。
まだ改札は閉じていたのですがw、入れてもらって。
今日、山形新幹線、何回見たでしょう?
1754 陸羽東線鳴子行き
1855鳴子着
1901 陸羽東線小牛田行き
2011小牛田着
2018 東北本線小牛田発仙台行き
外は真っ暗。
日中だったら、陸羽西線も東線も東北線も綺麗な景色を楽しめるのですが、
酔いも手伝ってこの区間はずっと寝たり起きたり(笑)
2105仙台着
長い長い一日が終わりました。
改札を出て、ちょっとだけ長州に寄り道。
南東北一周の各駅旅。
渓谷、日本海、黄金色の田んぼ、充実していました。
今度は妻と二人でやってみたいです。
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翌日、大宮で両家の顔合わせ。
無事に終わり、帰宅。
朝のうちに1輪ずつ手折って挿しておきました。
この日は中秋の名月。
澄んだ空にくっきり。
疲れて帰り、料理を作る暇もなく、買ってあった芋を茹でただけでお供えしました。
JR東日本 週末パスで鈍行旅 南東北一周 その2 [旅]
週末パスの旅、坂町駅からの続きです。
米坂線の時刻表。
なんと、1日に6本!!!
高校生のころ、山陰の旅に出かけたとき、米坂線経由で行ったのですが、
ちょうど豪雪にあってしまい、ダイヤが乱れに乱れて、坂町に夜にたどり着いた時には
もう普通列車がなく、遅延していた特急白鳥に無券特例のようなもので
乗せてもらったのがいい思い出になっています。
米坂線の動画を2本あげたので、よろしかたっらご覧ください。
まだ平地ののんびりした羽前小松と、
飯豊の山の中の羽前沼沢あたりの景色です。
羽越本線はさすがに本線だけあって頻繁な運行です。
最初に新潟行きがやってきました。
仙台からずっと一緒だったご夫婦?は新潟方面へ。
同じような方がいるもんだ、と可笑しかったです。
僕も次は妻と二人で来たいな。
1245 羽越本線坂町発
荒川を渡ります。
1257村上着 わずか12分。
観光列車の案内板。
これで秋田まで行ってみたいです。
村上では33分の待ち合わせ。
なんとも中途半端な時間です。
お昼ご飯を食べたいので、改札を出ました。
ところが期待した立ち蕎麦の類はなし。
手軽な駅前食堂もなさそうです。
しかたなく、少し散歩。
よさげな酒屋さん発見。
地酒が並んでます。
〆張り鶴とか、有名どころが並んでますが、お店の方の一押しは
村上の地酒、大洋盛だそうです。
どこでも扱ってる酒ではないそうで、自宅用に4合瓶2本、電車内に300mlと
ワンカップお買い上げ。
「電車で飲むならこれをどうぞ」
と、小さなプラコップとポケットティッシュを頂戴しました。
このティッシュがとても役立ちました。
と言うのは、買った酒が滅茶苦茶美味しく、僕好みの味。
今日、ティッシュに書いてあった電話番号で、4升送ってもらうことにしました♪
せっかく手ぶらで出かけた旅でしたが、ここでビニール袋に4合瓶2本に
ワンカップやら腕に食い込ませながら駅に戻ります。
レトロっぽさを出したこじゃれた駅舎。
昼食は結局駅の売店で買いました。
特急いなほ。
もちろん、これに乗るわけはなく(特急料金がかかるw)、隣のホームの
鈍行列車に乗り込みます。
この色!
リアビュー。
行先表示板!
すべてが「国鉄」!!!!!
なんか顔が自然ににやけてきます♪
こんな新型もあるみたいですが、やっぱりこのキハ47、国鉄車両が嬉しい!
ステップが高い!
この窓、懐かしすぎるでしょう!
飲み物を置く棚がありません(笑)
しかたなく、
村上と言ったら、鮭の酒びたし。
これでいくらでも酒が飲めます(笑)
きれいなこれはお土産にして、駅の売店で買った骨つきのを開けて、
発車前からぐびぐび。
駅弁もありましたが、節約・・・
1355 羽越本線村上駅発
鮭の上る三面川。昔、フィッシングという雑誌を見るとしょっちゅう特集が組まれるので
なぜか知名度が高い川。
程なくして日本海が見え、山形県の水沢の手前までずっと海沿いを走る
抜群の景色が続きます。
肉眼だと、粟島がすぐ近くに見えます。
稲刈りの真っ盛り。黄金色と海の青。
笹川流れ。
中学生の時、好きだった子が「笹川」さんで、地図帳で名前を見つけて、
それ以来、気になっていた場所。
大人になって、妻子ができてから初めて行きました。
観光船に乗るととても楽しいです。
貨物列車通過待ち。
いくつもトンネルをくぐります。
この川を渡ると、山形県。
鼠ヶ関です。
山形に入っても、素晴らしい景色は続き、飽きることがありません。
日が徐々に傾いてきました。
夏には人で賑わう小波渡海水浴場。
村上から鼠ヶ関、温海、堅苔沢辺りは、子供たちが小さいころ、毎年温泉、
海水浴で訪れたルート。
見慣れた景色ですが、R7と並行して走る羽越線、電車の旅もいいもんです。
長くなりました。
まだ車中ですが、続きます。
JR東日本 週末パスで鈍行旅 南東北一周 その1 [旅]
日曜日、大宮で次女の婚家の皆様と食事会でした。
使ったのは週末パス。普通に特急券と乗車券を買うよりこのほうが安いのです。
そして、この切符は南東北エリアから新潟、伊豆まで乗り放題。
もったいないので、土曜日、日帰りで各駅停車を乗り継ぎ南東北を一周してきました。
妻に送ってもらって最寄りのJR岩切駅が振り出し。
0736 東北本線岩沼行
0748仙台着
0815 仙山線快速山形行
仙山線、たまに乗りますが福祉大学駅から先はもの凄く久しぶり。
そして、この旅で最も自然の中を走ってるな、と感じたのが、仙台市内の
国見駅から葛岡駅の間(笑)
緑のトンネルの中を結構な速度で走ります。
熊ヶ根鉄橋。
かつては日本で3番目に高い鉄橋だったはず。
山寺。
仙山線の奥羽山脈越え、景色が抜群です。
かつてよく行った新川ライン、また歩きたくなりました。
羽前千歳から奥羽本線に乗り入れますが、右側を走ります。
正面衝突しそうで怖い。複線なのにもの凄い違和感。
でも、あとで理由が分かりました。
山形城の址、霞城公園かな。
間もなく終点山形。
0929山形着
0934 奥羽本線米沢行き
ワンマンカーです。
かみのやま温泉駅からはお城が見えました。
赤湯温泉駅だっけかな、もう単線区間に入っているのですが、
下り列車待ち合わせ。
と、やってきたのは山形新幹線!
調べたら、奥羽本線、山形新幹線開業に合わせて標準軌道になったのですね。
山形までは複線に見えて、標準軌と狭軌が並行していたようです。
だからさっき右側を通ったのか!
単線区間はもちろん、標準軌だけのようです。
1021米沢着
ここにも新幹線が来ました。
でも鈍行旅の僕が乗るのは米坂線のディーゼル列車。
1029 米坂線坂町行き
ここまで飲まず食わずで来たので、急いで改札を出て、飲み物と食料を調達。
まずは喉の渇きを潤します。
旨いっ!
架線がない非電化区間は障害物がないのでのんびりした景色になります。
電車ではなぜかウイスキーが飲みたくなります。
昔、ポケット瓶を持って旅をしてた名残か(笑)
撮り鉄のかた、この電車珍しいの?
今泉駅。フラワー長井線の汽車が。
スイングガールズで有名になりましたね。
伊佐領駅。
ここまで、もの凄い登り傾斜をひいひい言って登ってきました。
降りたのは女子高生一人だけ。
汽車は飯豊連峰を登り切り、県境を越え新潟県へ。
荒川添いに走ります。
岩の色が奥羽山脈とは違います。
この路線も渓谷をいくつも越えるので紅葉の時は最高だろうなぁ。
なんか面白い写真が撮れました。
何駅かにわたって、高校生らしい集団が歩け歩けしてました。
この米坂線、かつては仙台発新潟行きの急行列車が直通で運転してたんですよね。
それが廃止になっても、仙台発米沢行快速はあったはず。
まぁ、ここまでは乗り継ぎもちょうどよく、不便は感じませんでしたが。
1225坂町駅着。
本当はここで昼食を食べたかったんだけど、待ち合わせが20分だけなので外に出ただけ。
土曜の昼なのに人気が全くありません。
右に見える駅前食堂に入りたかった!
さて、次は羽越線で村上駅まで。
続きます。
湯殿山・羽黒山参拝 肘折泊 [旅]
四季折々、いつお参りに行っても素晴らしく、しばらく参らないと
落ち着かなくなります。
そこで、先日の日曜日、妻と二人でお参りに行ってきました。
山形道、月山湖PAから月山を望む。
雪はそこそこ残っているようです。
来月にはお参りに行きます。まずはここから遥拝、ぱんぱん。
湯殿山直務所から。
まだ谷筋には雪が残っています。
ここから御神域。月山も湯殿山も日本の原始的な宗教観(=自然観)の上に成り立っています。
山自体が神であり、御神体です。
そのため、湯殿山は撮影はもちろん、本来はその様をしゃべることもタブーとされました。
「語られぬ 湯殿に濡らす 袂かな」
芭蕉の句もこのことを言っています。
せっかく観光で湯殿山に行っても、祓い所で500円納めたり、裸足になるのを嫌がって、
中に入らないまま帰る方もいらっしゃるのですが、もったいないことです。
御神体を目の当りにしたら、大げさにいえば「神観」が変わってしまうほどびっくりすると思います。
O禰宜さまに御祈祷していただき、霊祭所では義父のご供養をしました。
仙人沢で火祭りがあるとのことで、お願いして参列させていただきました。
参籠所内の神殿で護摩木を焚くお祭りです。
仙人沢の護摩祈祷、30年以上振りです。妻はもちろん初めて。
三語を唱え、三山祝辞を唱えながら太鼓の音ともに護摩木が焚かれていきます。
炎は紅蓮となり天井まで達します。
厳粛なお祭りに、初めて参列した妻は感動していました。
O様、素晴らしい機会を与えてくださり、ありがとうございました。
直会はそのまま参籠所で。
斎館の献立に似ていますが、ニジマスの田楽が付くのが湯殿風。
山菜料理はもちろん、とても美味しいものです。
月山竹の味噌汁。
厚揚げとシイタケも入っています。
羽黒だと、これほど汁気がなく、同じ具材で煮物になります。
青ミズの油炒め。大好物です。
この後、羽黒山に回り、正式参拝。
その後、摂社の東照宮のご開帳へ。
今年、徳川家康没後400年祭が各地で行われていて、羽黒山の行事も
その一環です。
羽黒山の中興の祖、天宥別当さんは天海僧正の弟子で広大な所領を
幕府に安堵してもらいました。
徳川家とは縁浅からぬお宮ですから、併設の博物館でその辺のところを
見てみるのも面白いと思います。
芭蕉の宸筆の書簡も展示されています。
今回は日帰りではなく、肘折に宿をとりました。
またまた大友屋さんにお世話になりました。
(昨年の記事はこちら→☆)
今回は山側の部屋。
「酒屋さん、閉まるの早いですよ」とのアドバイスで食前酒を仕入れてきました。
地元の酒、花羽陽。つや姫の純米吟醸。
先日出羽桜のそれを飲んで、美味しかったので。
この花羽陽のも爽やかでとても美味しいです。
地元大蔵村で養殖しているホンモロコの佃煮。
柔らかく美味しく炊けています。
夕食は今回もとても美味しかったです。
印象に残ったものを。
蕗の油炒め。
面白いのは、ベーコンが入ってること。これ、旨かったっ!
いんげんとワラビのお浸し。
ホタテが入っています。ホタテとワラビの組み合わせがなるほどでした。
ホンモロコの天ぷら。
旨みが強く、骨も邪魔にならなくて美味しい。
鮎も結構ですが、こういう地の素材を出してくれると嬉しいですね。
大浴場、上の湯、貸切と、お風呂三昧は肘折の最大の魅力。
堪能しました。
朝食もいつものメニューでしたが、美味しいご飯にご飯の友の数々。
お腹一杯頂きました。
味噌汁のお代わりもどうぞ、と言われ、2杯も飲みました。
月山筍や山菜、豆腐、キノコと具だくさん。
美味しかった~!
大友屋さんは11時チェックアウト。
朝市を楽しみ、朝湯、朝ご飯、朝寝と慌ただしくないのがいいですね。
帰り足、最上町を通ったら寄らないはずがありません(笑)
お昼ご飯は西郷屋さんの中華に、
冷たい中華。
あーーー、楽しかったぁ~
帰宅後すぐに仕事に向かいましたが、楽しい旅は疲れません♪
Wさん墓参と湯中りツアー [旅]
いつもお邪魔してる長州の親方には亡くなったお兄様がいらっしゃいます。
そのお兄様の高校の同級生、Mさんが、今、オーストラリアから帰ってきています。
ひょんなことから泊りがけで温泉に行くことになり、運転手として僕に白羽の矢が立ちました。
メインは大分前に亡くなったWさんのお墓が新庄にあるので、お参り。
その足で肘折温泉に泊まろうということに。
どうせ行くなら道々、温泉に浸かりながら行きましょう、ということで表題の通りになりました(笑)
まずは鳴子。
メンバーは高校の先輩、13級上の悪童会の方々、親方、介護係のりかこちゃん。
中山平のいつもの爺さんの湯。
あの浴槽に男6人。浴槽のお湯がぐっと減りました(笑)
とろんとろんのお湯、気に入ってもらえました。
昼食はもちろん、西郷屋さん。
Kさんが般若心経を墓前に上げました。
Wさん、破天荒な人生だったそうで、僕の父からも色々聞いていました。
拝んでる残された方たちも、相当な人材です(笑)
肘折はまだまだ雪の中でした。
月山、葉山、鳥海と360度ビュー、素晴らしい天気。
若いときの行いが悪い分、年をとってから行いが良くなったのでしょう、
いや、僕自身そうですから。
2つ目のお湯は、黄金温泉カルデラ館。
いつ入ってもさっぱりした素晴らしいお湯。
宿は昨年妻と行ってとても良かった大友屋旅館さん。
一休みして3つ目の上の湯。そして、4つ目の大友屋さんのお湯には何度入ったか分かりません。
宴会にはあの世からY先輩にも来ていただきました。
釣りや出羽三山参拝などなど、本当にお世話になったY先輩。
Wさんとは大の仲良しだったそうで、こうして墓参の運転手にされたのも
Yさんのお導きかもしれません。
Yさん、Wさん、Mさんとは中学の後輩にもあたりますし。
お酒はもちろん、1升瓶でお願いしました、とうぜん2本。
団塊の爺さんたちは元気です(笑)
親方もここでは若手(笑)
いやぁ~、面白かったです。
「悪童会」の名前通り、とんでもない生き様です。
夜遅くまで、訳の分からないめちゃくちゃな事件をいっぱい聞かされました。
笑い過ぎてあごが疲れました。
すげぇなぁ、全共闘世代。
酷い話過ぎてここでは書けません。
僕らの代も相当でしたが、桁が違います。
今度、しっかり取材して本にしたいくらい。
悪童会は今、海彦山彦の会と言う名前で、定期的に長州で宴会しています。
僕もメンバーの一員。
こういう先輩たちに一緒に遊んでもらって僕もすっかり爺の仲間入り。
あり難いことです。
翌日は朝市で山菜を買って。
豪華な朝食。ご飯が美味しかったぁ。
また一緒に旅したいです。そして、またいろいろ話が聞きたいです。
団塊、いつも悪口言ってますが、捨てたもんじゃないです♡
上野→仙台 各駅停車の旅 [旅]
土曜日、娘の通う大学のキャンパス見学会。
今年で最後ですから行ってきました。
8:15のはやて。4日前の予約で残り10席。危なかった~
吾妻山の噴煙。この日は多め。最近、浅い地震が多くて、あちこち噴火したら凄いだろうなぁ。
山手線、久し振りに先頭に立ちました。こうして運転見るの大好きなんです。
初めて女性運転士を見ました。ラッキー♪
見学は模擬授業を受けたり、学食で昼食を食べたり。
味噌カツ丼480円に讃岐うどんのぶっかけ280円。
学食にしてはかなり高いなぁ~
味はそれなり。
都内某女子大に通う下の娘、
「うちの学食の方が栄養バランス良くて安くて旨い」
午後、考古学の発表聞いてて、久し振りに爆睡(昔の癖が・・・)
この大学の学術メディアセンターの博物館、考古学資料が豊富で何度来ても飽きません。
写真は大好きな?石棒。
無料ですから、卒業後もちょくちょくお邪魔しそうです。
今年から始まった観月の会。
雅楽のサークルが中心のようです。
学生さんたち、とても一所懸命頑張ってました。
所作が少しぎこちないのも初々しくていいものですね。
都心に響く雅楽の音色がミスマッチで面白かったです。
たっぷり見学を楽しんで、娘たちのアパートへ。
いつもの居酒屋で魚に飢えた娘たちにがんがん食わせ、
僕は熱燗を少し。2本頼みましたが娘たちがほとんど飲んだような・・・
翌朝、汚部屋(妻曰く、「外の方が綺麗」)を早々に脱出して、
いよいよ楽しい旅の始まりです。
常磐線各駅停車の旅。そう、娘たちの駅も各駅しか止まらないし・・・
長いので、続きは↓の続きを読むをクリックしてくださいね。
月山登拝と柴灯祭参列 [旅]
僕は小学2年生のときから毎年祖母と一緒に月山に登っていました。
足が弱り、登山がままならなくなってからも、
「あー、死ぬ前にもう一度登りたい」とよく言っていました。
生きてるうちは無理でしたが、葬儀後、お骨の一部を分け月山山頂に祀って頂き、
爾来毎年供養のために登拝しています。
2年目以降は禰宜のO様のご厚意で13日に斎行される柴灯祭、翌日の本宮祭、一山萬霊供養祭に
参列させていただいています。
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死後、魂はどこに行くのか。
日本の場合、文化の多層性を反映して一つには定まっていません。
海のかなたのニライカナイへと行く水平思想。
地下の黄泉の国へ行く下降思想。
そして、その土地の聖なる山へ上る上昇思想。
この思想の中でもおそらく最後の山に死霊が上るのが
日本人の古来からの思想だったのだと思っています。
岩木山、鳥海山、岩手山、早池峰、泉ヶ岳、蔵王、金華山とその土地土地の
ランドマーク、そして山容の美しい山に死者の魂は吸い寄せられて行ったのでしょう。
そして、海からも内陸からもその美しい姿を見ることができる月山も死者の山です。
人は花見の行事のように、時ごとに死者の魂を神として里へ迎え、送り返してきました。
生きている人が高山に登り参るようになるのはかなり後の事です。
古来からの山岳宗教(里山が拠点です)に仏教、道教などが融合し、死者だけのものだった高山に
人が登り、神や仏を祀るようになりました。
ただ、日本人の「心根」の部分が変わるわけではなく、登拝の目的は
祖霊供養が中心です。
月山神社は(出羽三山すべてですが)神社でありながら祖霊供養のための
霊祭場をもつ珍しい形態をとっています。
神仏習合の名残と見る意見もあるでしょうが、神道が自然神とともに、
祖先神を祀る宗教であること考えると、月山の成り立ちとも合わせ、
むしろ祖霊を祀ることのほうが神社として自然なのでは、と考えています。
午後7時、日暮れとともに柴灯祭が始まります。
柴灯は「さいとう」と発音しますが、東北各地に「さいど」「せど」など、
同じ字を書く祭りがあります。
これも、密教の護摩祈祷以前の行事だったのではなかろうか、
と考えています。
月山山頂の禅定と呼ばれる小さな平地に、霊祭場に立てられていた卒塔婆を
護摩木として壇を組みます。
祓、献餞の後、祭主の点火で火がつけられ、祝詞が奏上されます。
この祝詞、数々の祝詞を聞きなれた身としても、とても変わっています。
陰陽道の影響がかなり強いのです。
しかし、初めてこの祝詞を聞いた時、恥ずかしながら感応の涙があふれてしまいました。
ひねくれ者ですから、信仰心はありますが、なにかに感応する、ってことがあまりない自分が
祝詞を聞き、涙を流すなんて驚きでした。
最近、悪しき宗教ブームで神仏にご利益を求めたり、いわゆるパワースポットなどといい、
そこに行くだけで力を「授かる」などと寝ぼけたことを言っています。
宗教の本質などと言うと大げさですが、神道に限らず信仰の拠って立つところは
「利他」の心にあるのではないかと思っています。
この特殊な神事で奏上される祝詞の要旨は、
月山にさまよう祖霊、悪霊にとどまらず、はるか異国の地の戦争で亡くなった霊まで
一切の霊を一柱も残さず慰め、神として世の守り家の守りとなって頂く、
というものです。
花見もそうですが、共食で神をもてなすのが日本の古来からの思想。
祝詞の中で「心をこめて作った食事を召し上がってください」とか、
「美味しいお酒を召し上がってから各家々にお帰り下さい」(意訳)、
と死霊に対する接し様に、その辺にいるはずの亡き祖母の面影にも重なり、
感応してしまうのかもしれません。
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今年、O様のご配慮で登りがとても楽でした。
時間もあり、体を動かしてないのも申し訳なく、ちょっと散歩。
花を見ながら湯殿山方面へ。
自家用車を利用するようになってから、8合目駐車場へどうしても戻らねばならず、
湯殿山へ下山することがなくなりました。
鍛冶小屋跡付近から湯殿山方面を眺める。
雪渓の少し下、登山道が分かれているところが牛首というところです。
懐かしいので行ってみました。
ここから先は湯殿の領地。
牛首は金胎二界の境と言われています。
江戸時代、羽黒月山は天台宗=金剛界、湯殿山は真言宗=胎蔵界ということです。
さて、ここまで降りてきたはいいものの、登りはきついっ!
登りは8合目から登るのが断然楽ですね(笑)
結局、下って登って、楽をした償いに少しはなったかな?
振り返ると、寒河江ダムがくっきり。
いつもとは違う景色がみられて良かったなぁ。
肉のマルリンに行ってきた 最上→新庄→尾花沢 [旅]
本当に久し振りに妻とドライブ。
麹を切らしたので岩出山の麹屋さんへ行かなきゃ。
ってことでまたまたR47、鳴子、最上方面へ。
いつもの堺田でちっちゃなちっちゃな直売。
ここが侮れなくて、めちゃくちゃ安い。
にんにく(ばら)、袋に詰め放題200円。
小粒ですが国産ニンニク、普通に買ったら2000円分は入ります♪
採れたてピーマン、100円で10個以上もお買い上げ。
このドライブ、ほとんど物欲ドライブなんだよなぁ・・・
最上町に入りお昼時。
まだ訪れたことがない前森高原に行ってみました。
途中、綺麗な川が流れてますが、産業廃棄物処理場があったり、
ちょっとすさんだ感じ。
牧場のゲートを通過すると、牛が日向ぼっこして、小川が流れてます。
水、綺麗!
素足に雪駄だから、すぐに川に入っていけます。
ちめたくて気持ちいい!
牧場と言えばお約束。
濃くて美味しかったですよ。
でも、売り場に人がいなくて呼びに行って・・・
売店もなんだかな・・・
レストランも人が足りてない感じ・・・
観光資源の使い方がへたくそですね。
人はたくさん来てましたが、みんな何しに来てるんだろう?
ここでの食事は期待が持てないので、いつもの西郷屋さんへGo!
妻と日帰り温泉に行ってきた~鴬宿~ [旅]
というのも、携帯電話、長年ドコモを利用しているんですが、そのドコモポイント、
機種変更だけにしか使えないと思っていたのですが、各種商品と交換できるということが
つい最近分かったんです。
で、10000ポイントを使って日帰り温泉のチケットを入手したわけです。
行ける旅館、あまり選択肢は多くありません(笑)
その中でお風呂が良さそうで、部屋で休める岩手県の鴬宿温泉をセレクト。
子供が小さい頃は毎年けんじワールドに行ってたので何度か鴬宿には泊ったことがあります。
朝から焼きそば食べて出発。
賞味期限が1日過ぎてたので・・・
1000円高速、しばらく続くようでよかったです。
北へ向かう東北道は渋滞とは無縁です。
クルコンを100km/hにセットしてのんびり快適ドライブ。
仙台では霧雨でしたが、盛岡ICでは薄日が差し、岩手山もその綺麗な山容を見せてくれました。
国道46号を西へしばらく行き、県道1号を御所湖へ向かいます。
繋温泉経由で鴬宿へ。