羽黒山斎館の精進料理 [旅]
つい先だって、羽黒山へ行ったばかりですが、また行ってきました。
下の娘が帰省してきたので、家族3人でお参りです。
下の娘の後厄の厄払いと第一志望校合格のお礼参り。
2月から行こう行こうと思いながら、タイミングが合わず、今になってしまいました。
当日、本殿では献菓祭というお祭りの真っ最中。
巫女舞が奉納されてましたので後ろの方で見させてもらいました。
いつ見ても綺麗な所作に綺麗な歌、いいですねぇ。
ご祈祷までの間、お茶を頂いて待ちます。
干菓子は門前町のつる屋さんで作っている諸越です。
これが美味しいんです。
ただし、非売品ですので神社で頂くしかありません。
ご祈祷を済ませ、斎館で昼食です。
娘、これが楽しみで行くって言ったのかも(笑)
斎館は江戸時代までは華蔵院という僧坊で山内に残る建築物としては
最も古いものの一つです。
文化財級だと思うのですが、神社の宿泊施設施設ですし、食堂として営業も
してますので敢えて文化財にはしないのでしょうね。
間口の広さからも僧坊としての規模の大きさが分かります。
彫刻もシンプルですが趣があります。
案内されたのは勅使の間。
月山は延喜式明神大社で、かつ旧官幣大社ですから、実際に勅使が使った部屋です。
部屋からの景観も最高。
生憎霞んでますが、晴れていれば遠く庄内平野、日本海、鳥海山まで見渡せます。
欄間越しに柔らかな明かりが差し込んで、落ち着きます。
床の間を背に。なんか勅使になった気分。恐れ多い(笑)
これに、この日はたまたま筍ご飯の日で、味噌汁はミズにもだし(キノコ)。
運が良かったですね、って言われましたよ。
筍ご飯、月山筍ので、絶妙な味加減、丼いっぱい食べたのに、お代わりしちゃいましたよ。
斎館の料理、質素なんですが、どれも滋味あふれるもので、胃袋が喜んでるのが分かります。
どうやって作るの?って聞いたら、口伝で伝わってるんですって。
給仕の方は「私レベルでは教えてもらえません、」って言ってましたよ。
娘は幼児の頃、ほとんど残してたんですが、今は大喜びで完食です。
秋のキノコ料理の時もまた来たい、と。やっぱりこれが目当てだったんですね(笑)
たしかに、秋のキノコ料理も絶品ですからね~
今度は家族全員で泊りがけで食べに来るお参りに来るのもいいですね。
もう満腹です。腹ごなしのために帰りは別ルートで。
これ、カエデの木です。地に這うように伸びてます。
毎年、数ヶ月間は雪に押しつぶされてこんな形になったんでしょうね。
秋の紅葉を見てみたいですね。
裏を回ったのは、この碑(あるいは場所?)をお参りするため。
羽黒山の開祖、蜂子皇子(はちこのみこ=三十二代崇峻天皇皇子)の墓と言われてるものです。
碑自体は江戸のものといわれてますが、蜂子社の真裏の場所にあり、
ここが何らかの聖地だったのは間違いないでしょうね。
碑には神代文字の一種、あびるくさ文字が刻まれています。
羽黒山を何度も訪れてる人でも知らない方がいる場所です。
(尚、公式な蜂子皇子の墓は博物館のそばにあり、
東北では唯一の宮内庁管理の陵墓です。)
山内には他にもあまり知られていない聖地が色々あります。
娘にはその辺を色々教えていかなきゃ。
そうそう、献菓祭にもたくさんの菓子を奉納なさってたつる屋さん、
家族の大好物、卜傳羊羹(ぼくでんようかん)を買いに寄りました。
あっさりして美味しい羊羹です。
水羊羹と羊羹の中間くらいの味と食感なんですよ。
大量生産じゃないので、あまり教えたくないんですが・・・
水羊羹と言えば、ここつる屋さんのもとても美味しいそうです。
麗人が、「冬にコタツに入って食べるんですよ~」って。
え?冬?水羊羹を?って聞いたら、
「そうですよ~、水羊羹って冬の食べ物でしょ」って!
つる屋さんのおかみさんにも聞いてみました。
あのぉ、水羊羹はありますか?って。
12月からじゃないと作りません、ですって。
あはは、やっぱり本当だったんですね(笑)
門前町の店が残念ながら火事で焼けてしまい、現在はバイパスに移転してます。
看板はこれだけだから分かりづらいかもしれませんね。
ありがたい出羽三山、羽黒山参り。
気になってた娘のお参りを無事済ませることが出来、美味しいものをたくさん食べて、
楽しい休日を過ごすことが出来ました。
夏は娘二人と月山登拝です。これも楽しみだなぁ。
下の娘が帰省してきたので、家族3人でお参りです。
下の娘の後厄の厄払いと第一志望校合格のお礼参り。
2月から行こう行こうと思いながら、タイミングが合わず、今になってしまいました。
当日、本殿では献菓祭というお祭りの真っ最中。
巫女舞が奉納されてましたので後ろの方で見させてもらいました。
いつ見ても綺麗な所作に綺麗な歌、いいですねぇ。
ご祈祷までの間、お茶を頂いて待ちます。
干菓子は門前町のつる屋さんで作っている諸越です。
これが美味しいんです。
ただし、非売品ですので神社で頂くしかありません。
ご祈祷を済ませ、斎館で昼食です。
娘、これが楽しみで行くって言ったのかも(笑)
斎館は江戸時代までは華蔵院という僧坊で山内に残る建築物としては
最も古いものの一つです。
文化財級だと思うのですが、神社の宿泊施設施設ですし、食堂として営業も
してますので敢えて文化財にはしないのでしょうね。
間口の広さからも僧坊としての規模の大きさが分かります。
彫刻もシンプルですが趣があります。
案内されたのは勅使の間。
月山は延喜式明神大社で、かつ旧官幣大社ですから、実際に勅使が使った部屋です。
部屋からの景観も最高。
生憎霞んでますが、晴れていれば遠く庄内平野、日本海、鳥海山まで見渡せます。
欄間越しに柔らかな明かりが差し込んで、落ち着きます。
床の間を背に。なんか勅使になった気分。恐れ多い(笑)
これに、この日はたまたま筍ご飯の日で、味噌汁はミズにもだし(キノコ)。
運が良かったですね、って言われましたよ。
筍ご飯、月山筍ので、絶妙な味加減、丼いっぱい食べたのに、お代わりしちゃいましたよ。
斎館の料理、質素なんですが、どれも滋味あふれるもので、胃袋が喜んでるのが分かります。
どうやって作るの?って聞いたら、口伝で伝わってるんですって。
給仕の方は「私レベルでは教えてもらえません、」って言ってましたよ。
娘は幼児の頃、ほとんど残してたんですが、今は大喜びで完食です。
秋のキノコ料理の時もまた来たい、と。やっぱりこれが目当てだったんですね(笑)
たしかに、秋のキノコ料理も絶品ですからね~
今度は家族全員で泊りがけで
もう満腹です。腹ごなしのために帰りは別ルートで。
これ、カエデの木です。地に這うように伸びてます。
毎年、数ヶ月間は雪に押しつぶされてこんな形になったんでしょうね。
秋の紅葉を見てみたいですね。
裏を回ったのは、この碑(あるいは場所?)をお参りするため。
羽黒山の開祖、蜂子皇子(はちこのみこ=三十二代崇峻天皇皇子)の墓と言われてるものです。
碑自体は江戸のものといわれてますが、蜂子社の真裏の場所にあり、
ここが何らかの聖地だったのは間違いないでしょうね。
碑には神代文字の一種、あびるくさ文字が刻まれています。
羽黒山を何度も訪れてる人でも知らない方がいる場所です。
(尚、公式な蜂子皇子の墓は博物館のそばにあり、
東北では唯一の宮内庁管理の陵墓です。)
山内には他にもあまり知られていない聖地が色々あります。
娘にはその辺を色々教えていかなきゃ。
そうそう、献菓祭にもたくさんの菓子を奉納なさってたつる屋さん、
家族の大好物、卜傳羊羹(ぼくでんようかん)を買いに寄りました。
あっさりして美味しい羊羹です。
水羊羹と羊羹の中間くらいの味と食感なんですよ。
大量生産じゃないので、あまり教えたくないんですが・・・
水羊羹と言えば、ここつる屋さんのもとても美味しいそうです。
麗人が、「冬にコタツに入って食べるんですよ~」って。
え?冬?水羊羹を?って聞いたら、
「そうですよ~、水羊羹って冬の食べ物でしょ」って!
つる屋さんのおかみさんにも聞いてみました。
あのぉ、水羊羹はありますか?って。
12月からじゃないと作りません、ですって。
あはは、やっぱり本当だったんですね(笑)
門前町の店が残念ながら火事で焼けてしまい、現在はバイパスに移転してます。
看板はこれだけだから分かりづらいかもしれませんね。
ありがたい出羽三山、羽黒山参り。
気になってた娘のお参りを無事済ませることが出来、美味しいものをたくさん食べて、
楽しい休日を過ごすことが出来ました。
夏は娘二人と月山登拝です。これも楽しみだなぁ。
いい小旅行でしたね。最近こういう家族旅行をしていないのでうらやましい限りです。精進料理、実にうまそうですが、酒を飲んでしまいそうな料理ですね。それにしても天ぷらがあるのは救いでしたね。
by てりー (2009-06-22 05:11)
シンプルだけれど胃袋が喜ぶという料理、とても憧れます。
私もあやかりたいです。
そして羊羹がはげしく気になります!!
実は幼少のころから羊羹が大好物なのです(笑)
水羊羹はてっきり夏の食べ物かと思ってました!ビックリです*^^*
娘さんと過ごす時間、素敵ですね*^^*
by macoron (2009-06-22 09:35)
タケノコご飯、お代わり有りなんですね(=^・^=)
(って、そこかい!)
緑が綺麗で、なんともいえないですねぇ~~~♪
紅葉時期が期待できますねぇ♪
by Rchoose19 (2009-06-22 12:49)
羽黒山、冬の雪に埋もれた時期に行ったことがあるだけです。
こんなおいしそうな筍ご飯があるなんて~!
お嬢様がおっしゃったように、秋の紅葉(きのこも)のときも、
見てみたいですねぇ~^^
by あやっぴぃ (2009-06-22 14:54)
お参り、無事出来て良かったですね。
羽黒山、ステキな所ですね~。
清浄な空気がこちらに伝わってきました。
お食事も、私好み~。こんなの大好きです♪
by しーちゃん (2009-06-22 17:05)
ご無沙汰してま~す (^O^)/
羽黒山に行ってきたんですね!! いいな~
今の季節も緑が綺麗でいいですね!…行ってないのに行ってきた気分になりました。
週末に息子がふたり連れで帰って来たりしていて‥我が家でも羽黒神社に行かなくちゃ‥ですね~~!
今年のお盆は行くつもりですよ。ヨロシクお願いしま―す☆
by Junior mama (2009-06-22 18:16)
スゴイ。背筋をピン~♪とさせて記事を読んだよ。へへへ
精進料理は食べたことナイけど、おかわり出来ちゃうの?(@_@)
秋のキノコ料理紹介も楽しみにしています。
あ~、私もkotobukimaruさんの娘になりたいなぁ~。
パパ&ママ、愛情たっぷりごはん食べたいなぁ。
私も、子供達が巣立ち、久しぶりに帰ってきたら、
好物ばかり作ってあげるのかなぁ。(^▽^)
お酢は大好き~♪ だけどラーメンに酢を入れたことはナイ。
テーブルに置いてあるのは、餃子に使うからだと思っていたっ。(笑)
by ともたん (2009-06-22 18:19)
ようかんください
by おねがいです (2009-06-22 20:25)
なんで、寿丸さんが書いたら品がよくなるんだろう・・・
人徳かなあ?
塩麹順調です!
豚肉がつぼにはまりましたわ
by よし (2009-06-22 20:58)
今回は娘さんも一緒にお参りですね^^
家族で素敵な休日を過ごされて、美味しい物も
たくさん頂けて、娘さんもきっと楽しかったでしょうね♪
夏は娘さんと二人と月山登拝だなんて
今からわくわくでしょ?(笑)
私もそうだけど、父と二人で出掛けるのって、母と出掛けるのとは
又違う楽しさがあって楽しいんですよo(^〇^*)
by そら (2009-06-22 21:37)
てりーさん、
旅行といっても日帰りですけどね。
天ぷらももちろん美味しかったですけど、地味に見える
一品一品が奥深いんですよ~
macoronさん、
ホント、素材は山内に生えてる山菜なのですが、
調理法一つでここまで美味しくなるんですよね~
羊羹、大好きなんですね?♪
ここの羊羹は今まで他に食べたことがありません。
羊羹好きなmacoronさんに食べてみて欲しいなぁ。
Rchoose19さん、
あはは、ずうずうしいだけです(笑)
空の丼持って(もちろん、一口分は残してありますよ)
部屋から調理場まで行きましたよ。
本当は味噌汁もお代わりしたかったんだけど(笑)
あやっぴぃさん、
千葉は羽黒山詣でが盛んですからね~
冬に行ったってもしかして松例祭?周りに関係者いらっしゃったら
知り合いかも?四季を通していいところですよね♪
しーちゃん、
そうそう、表向き観光地チックなんだけど、聖地ですからね。
いい所ですよ~是非来てくださいね。
たまには北もいいもんですよ。
江戸時代もお伊勢参りに対して、出羽三山詣では「奥参り」と言って、
流行っていたんですよ。芭蕉さんもそうですしね。
Junior mamaさん、
半分ジモティのmamaさんだから、すぐに空気感や匂いが想像できるでしょ?
お盆、楽しみにしてますよ♪
で、とうとう、子離れの時がやってきたのね!!!
どう?どんな気持ち?今度ゆっくり聞かせてね(笑)
ともたん、
そんな、説教臭いこと書いちゃったかな???(笑)
精進料理も出す斎館ですが、神社の施設ですから、直会なんかでは
魚も出ますよ。禅寺のようなシビアな精進料理じゃないです。
でも、北前船で京文化が導入されてる庄内ですし、
羽黒山伏は江戸幕府からも恐れられていた勢力でしたから、
質が高い料理ですよ。
おねがいですさん、
誰か分かりませんよ~
分かれば差し上げられるのに(笑)
よしさん、
↑の方はそちらの大地主さんでしょうか?
そのお友達のこちらのずずぃでしょうか?(笑)
何と比べて品がいいのか分かりませんが、僕、
歩く品行方正って言われてますから♪
よしさんは豚ではまりましたか!脂身が美味しいですよね~
そらさん、
中高生の頃は口もきいてもらえませんでしたが、
外に出ると少しは改善しますね(笑)
娘の立場からのそらさんの言葉を伺うと心強いですね♪
僕自身、あまり娘とべたべたしたくないタイプなので、
3人で一緒に行って会話が成立するか、不安です(笑)
by kotobukimaru (2009-06-22 23:13)
ここ数日、異常に重いソネットさんですが、そんな中、
来てくださってありがとうございます。
shinさん、
ナイス、ありがとうございます!
今造ROWINGTEAMさん、
ナイス、ありがとうございます!
by kotobukimaru (2009-06-22 23:17)
ご家族でステキな休日の過ごし方ですね。
丁寧に作られた伝統のお料理の数々・・・奥深さを感じます♪
神聖な場所でパワーをもらえそうですね!
by pan-nohi (2009-06-23 08:38)
pan-nohiさん、
往復370kmを日帰り、結構疲れますね。
若い頃は全然苦にならなかったのに・・・
その土地でずーっと作り続けられた味、時代とともに
洗練されていったはずで、一つの完成の域だと思います。
それでも、色々試作してるんですよね。凄いです。
by kotobukimaru (2009-06-23 10:13)
まさに身体が喜ぶ料理ですね。
秋はキノコ料理なんですね。メモメモ
by へろーめ (2009-06-25 20:25)
へろーめさん、
本当に見も心も綺麗になるような感じがします。
私たちにはうってつけかと(笑)
by kotobukimaru (2009-06-26 09:46)
はじめまして、蜂子皇子を検索していて、たどり着きました。
私は、趣味趣味の範囲で陵墓研究をしていますが、この蜂子皇子の石塔(笠塔婆)については、初めて知りました。
笠卒塔でありながら神代文字が刻まれている等、何とも謎めいた石造物だと思います。
早速、私が管理する陵墓関係データHPにも登載させて頂きましたので、御報告も兼ねまして、今後よろしくお願い致します。
ありがとうございました。
by ぽん (2009-10-06 17:26)
ぽんさん、
初めまして。レス遅れて申し訳ございません。
ぽんさんの研究に少しでもお役に立てたのなら幸いです。
なんとも言えない「気」の漂う場所に立てられた碑です。
出羽三山についてはいろいろお答えできると思います。
何かありましたらお気軽にどうぞ。
by kotobukimaru (2009-10-08 17:28)