自宅でお花見 [ごはん&レシピ]
今日は家族でお花見。
もともとお花見は、田植え前に田の神様を山から迎える行事だったと言われています。
桜の頃、人々は里山に出向き、冬季、山に帰っている田の神様と賑やかに共食し、
里に一緒に来てもらうのです。
僕は、それに加え、稲作伝来以前の縄文から、日本人は神々と共食する文化を
持っていたのではないかと思っています。
ちなみに稲とともに天降りましたホノニニギが娶った女性は桜を神格化したコノハナサクヤでした。
そんなこだわりもあって、我が家ではお花見が楽しみな家族行事になっています。
この日ばかりは昼間飲むのを嫌がる妻も大目に見てくれます。
長女にも好きなお酒を買ってあります。
先週は船の仲間やネットの仲間とのお花見でしたが、これも楽しかった。
楽しすぎて写真はブレブレ、酔って途中で爆睡と、だらしのないことこの上なし。
この時の様子は、次のリンク
サエモンさん http://bimikyusin.blog109.fc2.com/blog-date-20130417.html
anegoさん http://aqnego8123.blog51.fc2.com/blog-entry-512.html
でご覧いただくとして、
観測史上2番目に遅い積雪となった今日、
いつもの多賀城址のお花見(昨年は★)はあきらめて、家の中から庭の桜のお花見になりました。
簡単ですが朝からご馳走を作りました。
山の部
玉子焼き2種。
上の綺麗な仕上がりなのは妻作の砂糖入り。下は僕が焼いた砂糖抜きの出汁巻き。
白菜の菜花のお浸し。
さっと茹でたものを出汁醤油に浸し、軽く絞って。
鶏は皮目を焼いて、出汁:酒:味醂:醤油、5:1:1:1でネギの青いところとともに煮、
そのまま冷まして味を含ませました。
海の部
ミンククジラの味噌漬け。
仙台味噌を酒で緩め、隠しに砂糖をごく少量(味噌大匙2に砂糖小さじ1/3)、
甘みが勝ち過ぎるとクジラには合わない気がします。
茹でバナメイ海老の山葵マヨネーズ和え。
いままでバナメイ海老、食わず嫌いでしたが、茹でても食感が損なわれないのはいいです。
〆サバ、八戸加工の市販品。
脂のりがよくて美味。
せっかくの花見ですので、長女が誕生日にくれた出羽桜の吟醸で。
出羽桜、大好きです。
弁慶飯。
前々記事にanegoさんがコメントくださいました。
アドバイスに従い、白おにぎりを一度焼き、仙台味噌を塗り、せい菜の葉で巻き、
さらにもう一度焼きました。
僕はこれを肴にお酒2合追加(笑)
妻、長女も大喜びで食べました。
縄文の狩猟採集に弥生のお米、どちらも有り難く、大切な命の糧です。
あいにく、室内からの花見になりましたが、天神地祇に感謝しながら、
今年も豊年万作を祈ります。
***********************************************
余談ですが、ホノニニギとコノハナサクヤの御子、ホオリは海神の娘を娶り、
その御子、ウガヤフキアエズの御子が初代天皇になります。
つまり、稲をもたらした神は、縄文からの土着の山の神と海の神と血を結びながらこの日本を
治めていったわけです。
僕の食嗜好、野生の山菜や魚・獣肉好みに加え、お米好きが、
日本の成り立ちの二重構造とパラレルで面白いなぁ、と常々思っています。
もともとお花見は、田植え前に田の神様を山から迎える行事だったと言われています。
桜の頃、人々は里山に出向き、冬季、山に帰っている田の神様と賑やかに共食し、
里に一緒に来てもらうのです。
僕は、それに加え、稲作伝来以前の縄文から、日本人は神々と共食する文化を
持っていたのではないかと思っています。
ちなみに稲とともに天降りましたホノニニギが娶った女性は桜を神格化したコノハナサクヤでした。
そんなこだわりもあって、我が家ではお花見が楽しみな家族行事になっています。
この日ばかりは昼間飲むのを嫌がる妻も大目に見てくれます。
長女にも好きなお酒を買ってあります。
先週は船の仲間やネットの仲間とのお花見でしたが、これも楽しかった。
楽しすぎて写真はブレブレ、酔って途中で爆睡と、だらしのないことこの上なし。
この時の様子は、次のリンク
サエモンさん http://bimikyusin.blog109.fc2.com/blog-date-20130417.html
anegoさん http://aqnego8123.blog51.fc2.com/blog-entry-512.html
でご覧いただくとして、
観測史上2番目に遅い積雪となった今日、
いつもの多賀城址のお花見(昨年は★)はあきらめて、家の中から庭の桜のお花見になりました。
簡単ですが朝からご馳走を作りました。
山の部
玉子焼き2種。
上の綺麗な仕上がりなのは妻作の砂糖入り。下は僕が焼いた砂糖抜きの出汁巻き。
白菜の菜花のお浸し。
さっと茹でたものを出汁醤油に浸し、軽く絞って。
鶏は皮目を焼いて、出汁:酒:味醂:醤油、5:1:1:1でネギの青いところとともに煮、
そのまま冷まして味を含ませました。
海の部
ミンククジラの味噌漬け。
仙台味噌を酒で緩め、隠しに砂糖をごく少量(味噌大匙2に砂糖小さじ1/3)、
甘みが勝ち過ぎるとクジラには合わない気がします。
茹でバナメイ海老の山葵マヨネーズ和え。
いままでバナメイ海老、食わず嫌いでしたが、茹でても食感が損なわれないのはいいです。
〆サバ、八戸加工の市販品。
脂のりがよくて美味。
せっかくの花見ですので、長女が誕生日にくれた出羽桜の吟醸で。
出羽桜、大好きです。
弁慶飯。
前々記事にanegoさんがコメントくださいました。
アドバイスに従い、白おにぎりを一度焼き、仙台味噌を塗り、せい菜の葉で巻き、
さらにもう一度焼きました。
僕はこれを肴にお酒2合追加(笑)
妻、長女も大喜びで食べました。
縄文の狩猟採集に弥生のお米、どちらも有り難く、大切な命の糧です。
あいにく、室内からの花見になりましたが、天神地祇に感謝しながら、
今年も豊年万作を祈ります。
***********************************************
余談ですが、ホノニニギとコノハナサクヤの御子、ホオリは海神の娘を娶り、
その御子、ウガヤフキアエズの御子が初代天皇になります。
つまり、稲をもたらした神は、縄文からの土着の山の神と海の神と血を結びながらこの日本を
治めていったわけです。
僕の食嗜好、野生の山菜や魚・獣肉好みに加え、お米好きが、
日本の成り立ちの二重構造とパラレルで面白いなぁ、と常々思っています。
お花見にも深い意味があるのですね。
ぼわ~~んと、桜見て酒飲んで騒いでちゃダメね^^;
お花見と雪見酒が同時に楽しめたと思えば、
ちょっと得した気分になれましたかぁ?
by Rchoose19 (2013-04-21 22:13)
おはようございます。
雪見酒がこの時期出来るなんて、貴重な
経験ですね。山形の酒とご飯に海の幸
いいですね。
花はなくても、ご馳走と酒さえあれば、
この世は天国です。^^
by サエモン (2013-04-22 07:21)
こういうお話、だいすきです。民俗学というんでしょうか、土着の神様とか、すき。日本は、八百万もの神がいる国なのに、存在を忘れつつありますね。日々感謝を忘れずに、何でも、おいしいおいしい言って食べられたら、しあわせですねー
by ゑわ (2013-04-22 13:18)
そうだと知るとこれからのお花見が
もっと楽しくなりそうです。
神様と一緒に食事って、いいなぁ。
今の日本人って心が貧困な気がします・・・。
神様の名前って何度口にしても舌を噛みそうです( ̄ ̄;
by luckystream (2013-04-23 10:04)
Rchoose19さん、
確かに雪見も同時にできたから得したかも。
いや、だからお花見は陽気に楽しくやればいいんですよ。
サエモンさん、
4月に雪見酒、貴重ですね。
貴重すぎてちょっと飲みすぎました(笑)
ゑわさん、
ありがとうございます。
この手の話、喜んでくださる方がいらっしゃると僕もとても嬉しいです。
八百万の神々、普段は忘れていても、何かの日には思い出してほしいんですよね。
そうすれば感謝の思いしか出てきませんから。
luckystreamさん、
そうですよ、日本の神様は賑やかで楽しいのが好きですから。
一緒に飲んで食べて歌って踊る、神様が幸せだと人も幸せ、
そんな暮しって豊かですよね。
ニニギ、古事記では、天邇岐志国邇岐志天津日高日子番能邇邇芸命
(あめにぎしくににぎしあまつひこひこほのににぎのみこと)長いですね♪
ナイスをくださった皆様、いつもありがとうございます!!!
by kotobukimaru (2013-04-24 08:10)
弁慶飯、、私もこれだけで2合はいけそな気がします。(^_^)
私は近所の公園のベンチでビール一本呑んでお花見終了だったので、
屋内とはいえこんな豪華なお料理で花見と称して酒を呑む、、なんて
kotobukimaruさんが恨めしい、いや羨ましい。。。。
by うつぼ (2013-04-26 18:37)
うつぼさん、
弁慶飯、そうですお酒にも合います!
庄内って豊かな食文化を持っています。
by kotobukimaru (2013-05-04 09:02)