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羽黒山、湯殿山参詣 [神仏]

今年、羽黒山は午年のご縁年です。
これを記念し、また東日本大震災の復興を祈願して、
秘仏の、開祖蜂子皇子(はちこのみこ)のご尊像が開帳されています。

明治以降、初めてのご開帳ですから、もちろんこれまで見たことがありません。
父、妻、長女と4人で行ってきました。

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下界は暑かったのですが、山頂に登ると空気が爽やかになります。
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ご開帳が行われている摂社、蜂子神社、蜂子皇子が祀られています。
8月31日にはこのお社の前で山伏たちの大規模な護摩が焚かれます。

ご尊像の撮影はもちろん禁止。
ただ、これまで公開されている、羽黒山、中興の祖、天宥別当筆のお姿とは
全く違います。
また、山伏の修業の場である篭り堂の前にある開山堂、吹越神社の
ご尊像(これは1400年祭の時ご開帳、山伏は行の時には見られます)
ともまた違ったお顔。

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天宥さんの絵も吹越のご尊像もこのように異形のお姿で描かれているのですが
今回ご開帳のお顔は、とても穏やかに作られていました。

興味のある方は是非、羽黒山にお参りください。

さて、今回、湯殿山に異動になったO禰宜さまに久しぶりにお会いするのも
目的の一つ。
日帰りですので、申し訳ありませんが羽黒山では昇殿参拝を見送りました。
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たまに外から参拝するのも新鮮です。
梁から監視されています(笑)

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御手洗池=鏡池はコウホネがちらほら咲き始め。
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いい天気に龍神様のお遣いもお昼寝中(笑)
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モリアオガエルの卵が無数にぶら下がってます。

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羽黒山頂から月山が綺麗に見えました。
今年は雪が多い。

湯殿山は山体そのものが御神体。
撮影禁止ですので、
(芭蕉の句、 「語られぬ 湯殿に濡らす 袂かな」もこのためです)
写真は少しだけ。ご神域の外だけ。
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まだ雪がたっぷり残っていました。

御祈祷をしていただき、仙人沢の参籠所で昼食をごちそうになりました。
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窓からの景色。
どうどうと流れる梵字川の川音に春ゼミ、カジカガエルの声。
帰りたくなくなります。
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完全精進の斎館の料理に対して、仙人沢はニジマスの田楽が付きます。
(斎館も宿泊した場合、直会で魚は出ますが)
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採れたての筍で孟宗汁の月山筍バージョン。
湯殿では汁が多いし酒粕が入ってます。
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田楽、旨いっ!
ついていたばっけ味噌=蕗味噌も美味しい。
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胡麻豆腐。これも斎館と味が違うんです。餡はさっぱりしています。
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蕗の油炒め、ワラビ、漬物。三五八漬けのようで、甘くて美味しい。
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天ぷら、サクサクでめっちゃ美味しい!
ヨモギ、こんなに美味しいと思いませんでした。
採れたての月山筍も甘くて最高!
他、コシアブラやかぼちゃ。

ご飯お代わりして、お腹一杯。

いつもいつもお世話になっております。
O禰宜さま、ありがとうございます。
そして、ゆっくりできませんでしたが、羽黒山の皆様もお世話になりました。

今度は月山柴灯でお世話になります!

蜂子皇子について


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ニュースで泣いた [神仏]

今日、NHKラジオ第一の3時のニュースを車で聞いていて
最後のニュースで図らずも涙が出てしまった。

要約すると、

福島県広野町では放射能汚染された土壌の除染を終え、
今年、米を出荷できるようになった。
安全性をアピールするため、各省庁に無償で提供し、
今日から職員の食堂で提供した。

宮内庁にも提供があり、その旨を陛下に言上したところ、
陛下は
「苦労されて作ったお米であろうから、自分たちも少しいただこうか」
と畏れ多くも述べられ、1食分をお召し上がりなったとのこと。

このニュースのアナウンスを聞いたとたん、鼻の奥がきな臭くなってしまって、
直後、山田マリアと松村某のふざけた声が聞こえてきたのがけがらわしく、
ラジオを止めた。

静かになった車内で、陛下のご心中を畏みながらもご忖度申し上げ、
そのありがたさをあらためて噛みしめた。


NHKへのリンク→★(いつまで掲載されているか不明です)
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今年も月山柴燈祭に参列 [神仏]

ブログを通して親しくしていただいているluckystreamさんをお誘いして、
今年も月山柴燈祭に参列してきました。

luckystreamさんの記事はこちらから→★

前日は長州で軽く?前夜祭。
13日当日はとてもいい天気。
おおむね晴れ女のluckystreamさん、面目躍如。
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8合目中の宮を振り返る。

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9合目手前ではまだニッコウキスゲが咲いています。
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見晴らしのいいいつもの場所でおにぎりタイム。
僕が持つとおにぎりが小さく見えますが、1個で結構お腹一杯。
塩分20%の梅干しは疲労回復にもってこいです。
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馬の背ではいつも下から強風が吹きつけています。
その風が冷たくて気持ちいい!
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山頂間近の雪渓。
雪で首筋や頭を冷やします。

お祓いを受け月山本宮に。荷物を解き、昼食をご馳走になります。
祖母の供養をしていただき、暫時休息。

少し山頂付近を散歩しました。
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岩根沢、本道寺口を少し下りたところ。
様々な形の溶岩が広がり、死者の集まる山にふさわしい光景。
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足元にはチングルマ。
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雲が湧いては流れていきます。

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影月山。
分かりづらいですが月山の影が遠くの山に落ちています。

早い夕食を済ませ、祭りの時を待ちます。
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今年も素晴らしいお祭りでした。
祝詞の最中、隣りのluckystreamさんのすすり泣く音、
もちろん僕も多くの参列者も、それぞれの思いを胸に涙があふれてきます。

(おそらく江戸期から)標高1984mの山頂で連綿と続けられてきた祭り。
言葉では言い表せません。

直会の最中、そっと抜けて火の番に。
天の川、流星群、そして御霊のやどる火の粉。





翌朝、4時に起きて御来光を待ちます。
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いい天気です。
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やがて、
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分かりづらいですが、日の柱が天空に伸びています。
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思わずかしわ手を打ちます。

日々繰り返されることなのだけど、日々繰り返されるそのありがたさ。

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残念ながらガスが薄く、ブロッケンは見られませんでしたが、
かわりに影月山!
美しい。

今年もO禰宜様はじめ、皆様に大変お世話になりました。
本当に本当にありがたいことです。

後ろ髪引かれながら下山です。
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ミヤマリンドウ。
季節は確実に移ろっています。
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怪我も転倒もなく無事下りてこられました。
山頂まで綺麗に見えています。
ほぼ晴れ女、恐るべし。

疲れを癒すため、肘折黄金温泉カルデラ館へ。
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luckystreamさんのおごり♪
僕はいいとして、luckystreamさんも一気に飲み干してましたけど(笑)
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お盆で早仕舞いしていたのに、おばあさんが通してくれて食べられました。

かなりハードな3日間でしたが、にこにこ付き合って下さったluckystreamさん、
本当にありがとうございました。
次は是非ダルマちゃんと一緒に!!!

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月山開山祭に参列してきた [神仏]

例年、7月1日に山頂にて斎行される月山開山祭。
昨年、初めて参列させていただき、とても感動しました。
昨年の記事はこちら⇒★

今年、暦は日月。
迷いました。日曜は問題ないのですが月曜は仕事。
でも、行きたい、山の空気を吸いたい。
散々迷いましたが、月曜日、夕方から仕事をすればいい、と
直前になってO禰宜さまにお参りする旨伝えました。

仙台を出たのは7時半。
30日3時に始まる夏越の大祓に間に合うようにゆとりをもって。
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仙台は山背の風で雨模様でしたが、山形に入るといい天気。
羽黒から月山を見ていますが、山頂は雲の中です。
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標高が上がるにつれて気温が下がり、下界の景色が小さくなっていきます。
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7合目駐車場はほぼ満車。日曜日に加え、山菜採りの地元の車が多いです。

さて、ゆっくり登りましょう。
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ニッコウキスゲはまだ咲き始め。
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コバイケイソウが満開です。

八合目、中の宮で、御田神社、御祖神社にお参りし、道中の無事を祈願。
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鳥居をくぐり山頂を目指します。
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池塘の周りには水芭蕉。
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少し登るとすぐに雪渓が現れます。
今年は雪が多いようです。
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奥に人の姿が見えています。
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景色のよい大石の上に座って昼食タイム。
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昨年の記事を見たら、まったく同じ場所で同じ写真を撮っていました(笑)
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具は自家製梅干し、塩分20%。
塩分とクエン酸、ご飯の糖分。疲労回復のために理にかなった食事。
元気モリモリですぐそばの九合目、仏性池小屋を目指します。
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小屋の手前、ウスユキソウが満開。ところどころにあるコマクサや
黄色い花がいいコントラストになっています。

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岩の隙間に咲くチングルマ。

仏性池で熱いコーヒーをご馳走になり、山頂までもう一息。


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役の小角が月山の神に修行不足を指摘され、引き返したという
伝説のある「行者返し」。
ここまで来ると山頂は間近です。

馬の背の上からはほとんど雪渓。
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砂の上を歩いてるようで歩きづらい・・・
苦手です。
何度か足が止まってしまいました。
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でも、知らないうちに山頂に着いていました。
ガスで視界が10mほど。

お祓いを受け、本殿、霊祭殿をお参り、1年ぶりの皆様にご挨拶し、
荷物を解いて一安心。

大祓に少し時間がありましたのでクロユリに会いに行きました。
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ちょうど満開。今年は昨年より多いそうです。
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ガスの中、うつむいて咲くクロユリ(ミヤマクロユリか)、
可憐で愛おしい花です。
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昨年は満開だった峰桜は数輪だけ。

3時、夏越の大祓が斎行されました。
参列者は職員以外では僕を含め数人だけ。
半年間の罪、穢れを祓い、清々しい気持ちになり、体も軽くなったような気がします。

大祓の後は直会、前夜祭。
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月山筍にアザミの天ぷら。
豪華な魚介類は参列者が神前に供えた神饌のお下がりです。
標高1984mの山のてっぺんでこんなご馳走を頂けるなんて、本当にありがたいことです。
宴も盛り上がってきた頃、
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堪りませんねぇ。
厳かな神事の後は、心身を平常に戻すため、神々と賑やかに共食する
直会を行うのが神道=日本人の生活習慣。
O禰宜様はじめ、職員の皆さま、他の参列者の皆様と賑やかに楽しい時間を
過ごしました。

翌日、4時起床です。
ガスが濃く、残念ながら御来光は見られず、ブロッケンもだめ。
美味しい朝食を御馳走になり、少し散歩ののち、二度寝。

7時頃目を覚ましたら、外はすっかりいい天気。
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奥に見えるのが月山神社。
11時から開山祭が斎行されました。
天気が良かったせいか、平日にもかかわらず境内に入りきれないほどの
多くの人々が参列しました。

月山は信仰のお山です。
僕も小学2年から、今は亡き祖母に連れられて毎年登拝してきました。
そして月山は祖霊が登る死者の山でもあります。
祖母が亡くなってから、欠かさず供養に登っています。
O禰宜様はじめ皆様によくしていただき、祖母の御霊もさぞや喜んでいると思います。

8月の柴燈祭でまたお世話になります、と後ろ髪引かれながら山頂を後に。
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行きには気づかなかった雪渓の穴。恐い恐い。
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車に乗り込み、月山道で帰宅。
どの角度から見ても美しいお山です。

5時前に無事帰宅し、シャワーを浴び、着替えて仕事場へ。
少し疲れはありましたが、やっぱり行ってよかった!!!
また8月に行くのが今から楽しみで仕方ありません。
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晩春の羽黒山へ行ってきた [神仏]

次女の就職成就のお礼参り、義父の供養に羽黒山へお参りに行ってきました。
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山形道月山湖PA。
写真だとよく分かりませんが曇天ですが月山の山頂まで見えています。
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道路わきや日蔭などはまだ雪がたくさん残っています。
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月山道終点近く、山が眼前に迫る好きなポイント。
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途中、山桜がとても綺麗に咲いていて、標高の高いところはソメイヨシノも
まだ満開でしたが、ふもとの大鳥居の桜は見ごろを過ぎていました。
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羽黒山山頂も雪がたくさん残っていました。
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直務所の階段の窓から北を望む。
視界がいいと鳥海が綺麗に見えるのですが。
4月30日でもまだまだ芽吹いたばかり。
雪の白との柔らかいコントラストが綺麗。
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有り難いことに貴賓室でお抹茶を頂いてO禰宜様としばし歓談。

拝殿での御祈祷、霊祭殿で御供養を無事済ませ、斎館へ向かいます。
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御祈祷をする三神合祭殿。
羽黒山は出羽神社なのですが、冬季お参りできない月山と湯殿山の神様も
一緒にお祀りしています。
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羽黒山のご神体ともいわれる鏡池から。
人の大きさを見ると建物の大きさが分かると思います。
江戸時代の再建ですが国の重要文化財です。
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石段を登りきったところにある月山遥拝所。
肉眼では月山が綺麗に見えているんですが、写真には写りませんね。
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斎館の門。
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斎館は今は食堂、出羽三山神社直営の宿泊施設(宿坊)になっていますが、
建物ははるか江戸時代(元禄)の僧坊、華蔵院がそのまま使われています。
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通された部屋は勅使の間。
月山神社は延喜式の名神大、旧官幣大社です。
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釘隠しにも菊の文様が。
朝廷からの勅使をもてなす部屋で精進料理を頂けるなんて本当に有り難いことです。
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季節ごとに様々な山菜料理が並ぶのもの斎館の食事の楽しみ。
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あかこごみ、うるい
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山うど、山ふき
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煮もの、庄内の孟宗汁と同じ作りですが、酒粕ははいりません。ごま豆腐。
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てんぷらはタラの芽、コシアブラ、青こごみ、かぼちゃ。味噌汁の実は青ミズでしょうか?
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廊下にはこんな分かりやすい表があります。
クリックで大きな写真が見られます。

いつものようにご飯をお代わりしてお腹一杯です。
ご馳走様でした!!!

O禰宜様や皆様にお礼とお別れをし、帰路に。
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第3駐車場からは月山が一望できます。
山頂は雲に隠れちゃいました。

物心ついたころからお参りしている出羽三山。
R112号、月山道路が出来る前は寒河江から湯殿山、羽黒に抜けるには
六十里越街道という険路を通らねばならず、断崖絶壁での車のすれ違いなど
子供にはもの凄く恐かったものです。

そんな思い出話を妻に話していたら懐かしくなって田麦俣集落に寄り道してみました。
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月山道路から急坂を下ります。
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谷底へ下ります。
本来はこちらが正式な道でしたが、今や地元に暮らす人しか通らなくなりました。
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白川郷にあるような多層式民家。昔はたくさんあったのですが、
今は民宿と文化財として保存されているものだけ。
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半年近く雪に閉ざされる暮らしはどのようなものなんだろう?
と妻と話します。僕たちには想像できない暮らしなのは間違いありません。
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流れるのは梵字川。湯殿山が源流です。

28日の938kmドライブから日を置かずに行った羽黒山でしたが、
いつものように暖かい歓待で疲れも吹っ飛ぶ楽しい参拝でした。
O禰宜様はじめ皆様方、本当にいつもありがとうございます。
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今年も羽黒山に行ってきた [神仏]

恒例の秋の羽黒山登拝、今年も行ってきました。
行き、綺麗な虹が行く手で出迎えてくれます。
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朝食で休憩した寒河江SAではその時だけ雨がやみ、再び豪雨。
羽黒山についたら、また雨がやみました。
日ごろの行いですね♪
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今年も羽黒古道を歩きました。
長州の親方、いきなりの坂に早音を上げています。
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吹越峰中堂近くには結界が張られています。
修行の期間は、ここから先は一般人立ち入り禁止になります。

ここの空気を吸うと、本当に帰りたくなくなっちゃいますが、
車組が上で待ってるので先を急ぎます。
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山頂では綺麗な花が出迎えてくれます。
ま、これ食べちゃったら大変です、トリカブト。
修験の山である羽黒山、山内のあちこちにこのような薬草が植えてあります。

昼食はいつものように斎館。
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一つ一つがどれも美味しくて、人の分まで食べちゃいました。
別皿で頂戴したブナカノカの油炒めも最高で、丼飯2杯♪

参拝を無事済ませ、定宿のホテル八乙女へ。
昨年は手違いで泊まれなくて2年ぶりです。
介護で休みがちだった美人女将も復活してて、差し入れまで頂戴して。
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とても美味しかった夕食。
名物になったもずくのしゃぶしゃぶがとても美味。
アワビの踊り焼きも定番。
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おつくりに感激しました。
さざえ、ボタンエビは普通として、他鰆にイシナギ。
イシナギ、初めてかも。ミンククジラの脂身のような食感で旨味もあり
とても美味しかったです。
限られた予算の中で、出来るだけ地のものを使おうとする
ここの板前さん、好きなんです。

これ以外にも名物の鯛の兜揚げや和牛ステーキと1万ちょっととは思えない
豪華な夕食。大大大満足。
嬉しさのあまりカラオケやら踊りやら弾けちゃいました・・・

翌日は快晴。
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気持ちよく風呂に浸かり、バイキングで3膳飯を食い、今年も楽しい旅行でした!
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月山開山祭へ行ってきた [神仏]

7月1日は月山の山開き。
山頂では夏山の安全を祈願する開山祭が斎行されます。
今年はたまたま日曜日にあたりましたので、前日から1泊で参列させて頂くことにしました。
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羽黒山から月山8合目まで続く県道。
新緑です。春ゼミがにぎやかに鳴いています。
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8合目駐車場に車をとめ、歩き始めます。
北をみると鳥海山がくっきり見えます。
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弥陀ヶ原の湿原。
そこかしこにブルーベリーの原種が紫色の花を咲かせています。
8月も末になるとおいしい?実がなります。
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8合目、中の宮の御田原神社、御祖神社に安全を祈願しいよいよ登ります。
鳥居の向こうに綺麗に山容が見えています。
絶好のお天気です。


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3月11日 羽黒山へ [神仏]

3月11日は、出羽三山の羽黒山へ行ってきました。
上の娘、多少回り道はありましたが、本採用になり、そのお礼参りに参拝する予定だったのです。

事前にお電話を差し上げたところ、この日、震災の時間に合わせ、黙とうしその後、
復興祈願祭、物故者供養祭が斎行されるとのこと。
地元関係者中心、ということでしたが、参列させていただくことになりました。

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山形道は雪。先が心配でしたが、
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月山道にさしかかると、いい天気。
周りは雪だらけですが、空の色や山の雰囲気で春が近いことがわかります。
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参道は雪の壁です。
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鳥居、心なしか低く感じます。
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雪の壁で本殿が見えません。
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本殿入口には奉納の東海桜が。

復興祈願祭は本殿で。
祝詞に涙が流れます。
物故者供養祭は霊祭殿で。
やはり、供養の祝詞のほうがぐっときます。
平伏し、目を瞑っているのですが涙がボロボロこぼれて困りました。

帰宅後、テレビで慰霊祭の映像を見ました。
陛下のお言葉にはやはり涙が出ます。
お悪いお体をおしてご参列なさり、そのお気持ちの有り難さは言葉にできません。

そして、今回、ひとつ分かったことがあります。
テレビの慰霊の映像に時折感じる違和感、これは宗教色を努めて排除しているからだ、と。
僕は縁あって神道の世界にいますが、仏教であれ、キリスト教であれ、
この日は各地で行事を行っていたはず。
石巻では神社本庁主催の慰霊祭も行われています。

公の行事が無宗教になるのは仕方ないことですが、それ以外、
どこもかしこもロウソクや風船、ハンカチ、合唱。
報道はこんなのばっかり。あ、外国の教会はずいぶん放送していましたが。

なすすべもなく亡くなった多くの人、そして人の力の及ばない自然災害、
今回の震災は多くの人に、「宗教的心」を回復させたように思います。

だから、報道においてはそんな「目に見えないもの」を畏怖する人の姿を
もっと放送してもよかったのでは、と思いました。

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お祭りが終わり、月山道に乗るころには暗くなりました。
ありがたいお祭りに参列できてよかったです。


続きは食べ物の話です。

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羽黒古道を歩いてきた [神仏]

日月と恒例の秋の羽黒山参拝に行ってきました。
昨年は2446段の石段、御坂を登りましたが、
今年は驟雨の中、長州のりかこちゃんと二人で
平安の昔からの古参道、羽黒古道を荒沢寺から登りました。

写真中心にご覧ください。クリックで800*600のサイズになります。

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杉は御坂と同時に江戸期に植えられたものでしょうか?
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ブナの原生林。
りかこちゃん曰く、「空気が甘露」
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石段もあります。
その時代のものか調べてみます。
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何度も通った道です。
ここに来ると、帰りたくなくなります。
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開山堂脇から、庄内平野を望む。
御坂の杉林が見えます。
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拝殿から鏡池を望む。
鏡池からは平安時代を最古に夥しい数の鏡が出土しています。
このお山が太古から信仰を集めていたことが分かります。
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月山柴燈祭に参列 [神仏]

8月の話になりますが、今年も13日、14日、月山神社柴灯祭、
ならびに本宮祭に参列してきました。
昨年は羽が生えて、3分で登ってしまったので、月山には2年ぶりに登ることになります。
(今記事の画像はすべてクリックで800*600サイズになります。)
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8合目弥陀ヶ原小屋=月山中の宮がスタートです。
天気最高!おまけに暑くないのが絶好の条件です。

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フウロソウ。可憐な紫の花。最も好きな高山植物のひとつです。
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野生のイチゴ。
国立公園内なので採って食べてはいけません。
もっとも食べても酸っぱいだけ(なぜ知ってる?)ですが。
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9合目仏生池小屋。毎年、おいしいコーヒーをご馳走になって元気が出ます。
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9合目を過ぎ、行者返しの急坂を越えたら山頂はすぐ。
土曜日だけあって、登拝者がいっぱい。

山頂に荷を下ろし、昼食をご馳走になります。
お祭りにはまだ間がありますので、腹ごなしに散歩。
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無限遠の焦点距離で景色を見ることって、普段滅多にありません。
景色の先まで何キロあるでしょうか。
目が気持いい!
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近くに焦点を合わせればいたるところに綺麗な花。
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鍛冶小屋付近のフウロソウ。色が濃い。
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ガスが晴れたと思うと強風にのってあっという間に白い景色に変わります。
人のいない本堂寺口方面にちょっと足を延ばしてみました。
死者が上る山にふさわしい光景が広がります。
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月山柴燈は1年間(と言っても開山期間の2ヶ月ちょっと)の供養の
塔婆を護摩木として焚き上げます。
日が傾き、そろそろ祭りが始まります。

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